社内公募制度と経営について
社内公募制度を考える経営者も少なくありませんが、メリットもあればデメリットもありますので、十分に考慮し、また必要に応じて他の仕組みとの併用を考える必要もあるでしょう。
メリットとしては、人材を社内から採用するため、会社全体として人件費アップにはつながらないということです。外部から新しく人材を採用する場合と比較すれば明らかでしょう。また、外部から採用するには手続きなども含めてどうしても時間もコストもかかりますし、新しく採用された人が会社に慣れるまでにも時間がかかるでしょうが、社内から採用するのであればこの点も軽減されます。忘れてはならないことですが、社員のモチベーションアップというか、自分のキャリアは自分で形作るという意志を強めさせること、言い替えれば自律的に働く人が増えることも期待されるでしょう。
一方でデメリットとしては、広く外部から人材を募ることに比べると、どうしても社内という限られた範囲では求める人材がなかなか集まらないという可能性があります。また、この仕組みによって人材を得た方の部署はそれで良いかもしれませんが、人材を失った方の部署に対する手当をしっかり考えておく必要もあるでしょう。
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